高く買取してもらうコツとは?電子レンジの中古需要と買取相場について
生活必需品としての役割の大きい電子レンジ。冷凍食品の解凍や作り置きした料理を温めるなど、一人暮らしからファミリー世帯まで幅広い需要があります。そんな電子レンジですがいま中古市場での需要が高くなっており、買取価格も上昇しています。今回はそんな電子レンジを高く買取してもらうためのコツや事前準備、注意点について解説をしていきます。
中古の電子レンジは大人気!需要の拡大と人気の理由に迫る
生活家電のなかでトップクラスに利用頻度の多い家電といえば電子レンジ。料理を温めるほかに解凍や、オーブン機能を使っての調理などにとても便利です。この章ではそんな電子レンジの中古需要がなぜ高まっているのかを解説していきます。
なぜ中古の電子レンジは人気がある?
中古レンジの人気を語るうえで重要なポイントは2点です。1つ目は耐久性の高さです。電子レンジは一般的に製造から10年前後は使用できるとされています。そのため、中古で購入しても長く使える可能性が高くコストパフォーマンスに優れています。
2つ目は新品で購入した時の価格差です。単機能の電子レンジを想定して考えると新品価格の60〜70%ほどで買えるものが多いです。使用用途が限られていることが多いことからも価格で選ぶという方も多いため、中古のレンジは人気があります。
電子レンジの買取価格が最も高い時期はいつ?
電子レンジの売れやすい時期ですが、一般的には3〜4月とされています。この時期になると新生活を始める人が増えるため需要が高くなるためです。そのため、電子レンジの買取価格もそれに合わせて高騰しやすくなります。基本的には販売需要の高まる時期に合わせて準備するため1〜2月の時期になると高価買取が期待しやすくなります。
査定士に聞いた高く買取できる電子レンジの特徴を公開
電子レンジの中にも温めるだけのものやオーブンやスチームなどの特殊な機能がついているもの。さまざまなものがあります。この章では電子レンジの機能によって買取価格が変わるのか?またどういった電子レンジが高価買取をできるのか?この点について現役の査定士から聞いた情報をもとに解説をしていきます。
ヘルツフリーの電子レンジ
電子レンジにはヘルツと言われる周波数を表す数値が記載されています。地域によって使用できる周波数が異なり、東日本では【50Hz】、西日本では【60Hz】が利用できます。電子レンジの表記には上記のようにどちらかのヘルツが記載されているのですが、中には【50-60Hz共用】と表記されているものもあります。これはヘルツフリーと言われるものでどこの地域でも利用が可能です。ヘルツフリーの機種だと店頭だけでなくネット販売でも需要が高く、買取価格も高くなる傾向です。そのため、査定の際に使用しているレンジがヘルツフリーの場合は伝えると効果的です。
特殊な機能が付いている電子レンジ
電子レンジの中には温めるだけでなく、オーブンやスチームなど様々な機能がついているものもあります。こういった特殊な機能が付いているものの方が購入したいという需要が高くなるので買取価格もアップしやすくなります。機能ごとの買取相場を下記にまとめたので参考にしてみてください。
単機能の電子レンジ
一般的に温め機能のみ、もしくは解凍機能をプラスした電子レンジです。最も基本的なタイプになり国産メーカーのもので1,000円〜2,000円、国外のメーカーで500円〜1,000円が買取相場となります
オーブン機能がついた電子レンジ
食材を蒸し焼きにすることで調理の手助けをしてくれます。そのため通常の単機能レンジよりも需要が高くなり、買取相場もあがります。買取相場としては国産メーカーで2,000円から高いもので4,000円代のもの。国外メーカーだと1,000円〜2,000円ほどが期待できます。
スチームなどを備えた多機能な電子レンジ
オーブン機能に加えてスチームやグリルなど多彩な調理に利用できる高機能なレンジです。このタイプになると各メーカーごとに特有のシリーズがあり、10,000円以上の買取相場を期待できます。中には30,000円以上の高価買取をできるものもあるので要チェックです。
有名メーカーの電子レンジ
電子レンジの中にもブランド力の違いがあります。一般的にパナソニック、シャープ、日立、東芝といった国産メーカーは単機能のものでも買取価格が安定しており高くなる傾向にあります。これは元々の新品価格の兼ね合いや、有名メーカーのため購入しやすいという要因があります。そのため、もし国産メーカーだった場合は買取の申し込みをするときにしっかりと伝えておくことが重要です。
国外のメーカーでも高価買取はできる?
国産メーカーと比べて買取価格が安いというイメージになりやすい国外メーカー。ですが、こういったものは機種によって高いものもあります。なのでもし国外メーカーの場合は型番を伝えることで買取価格がアップする可能性があります。下記に国外メーカーでも高価買取が期待できる機種をまとめたので確認してみましょう。
メーカー | 型番 |
Nostalgia Electrics | RMO400RED |
ハイアール | JM-XP2FH18 |
DAEWOO (ダイウー) | DM-E25AM |
Toffy (トフィー) | K-DR2-PA |
上記以外にも高価買取を期待できる機種もあるので無料見積もりなどで確認するのがおすすめです。
電子レンジを高価買取してもらうためのコツを一挙紹介!
この章では電子レンジの買取価格アップするためにできることを紹介していきます。取り組みやすいものが多いのでぜひ参考にしてみてください。
プレートなどの付属品を揃えておく
まず初めに残っている付属品を揃えておきましょう。基本的なもので言うと取扱説明書がそれにあたります。また機種によってはオーブン用のプレートやスチーム用のカップの付いているものもあります。もし手元にない場合は買取業者に付属品がある場合の金額とない場合の金額を確認しておきましょう。もしその差額分で付属品を購入しても余るようであれば事前に購入して買取価格をアップさせることができます。もし付属品を購入する場合はメルカリなどのフリマサイトや、ヤフオクなどのオークションサイトがおすすめです。
事前にできるだけ綺麗に掃除しておく
次に重要なのが電子レンジを綺麗にしておくことです。買取業者は買い取った商品を再度販売して利益を出すかたちになります。そのため販売前のクリーニング作業が少なくなるとその分、買取価格にのせることができます。電子レンジの清掃をするときは下記の項目を確認するとベストです。
- ターンテーブルやプレートの表面についた汚れ
- 庫内の上部、側面、食材を置く面の汚れ
- 庫内の匂い
買取相場を事前に確認して把握しておく
今持っている電子レンジがどのくらいの金額で売れるのかを把握しておくのはとても大切です。これは買取を依頼する業者選びに関わってきます。基本的には複数の買取業者に見積もりをとって最も高いところに依頼をすると思います。ただ買取相場よりも大きな乖離があると、作業費用や出張費用という名目で買取金額を下げられてしまう可能性があります。こういった業者に依頼をしないためにも自分の持っている電子レンジの買取相場を把握して、見積もりで大きな差額のあるところには理由を聞くなどの対策をしましょう。
買取できない電子レンジはある?壊れたものや10年以上使用したものは?
電子レンジは耐久性があるので長く使っているという方も多いでしょう。また、多機能レンジになると一部の機能が使えなくてもそのまま利用しているケースもあると思います。ここではそういった年数が経過してものや故障している電子レンジが買取できるか解説していきます。
製造から5年以上経過していると買取できないことがある
電子レンジは一般的に製造から10年が寿命といわれています。そのため寿命の半分である5年を目安に買取できない業者が増えてきます。ただ、この点については人気のあるメーカーや多機能レンジなどの価値の高いものは買取できるものも多いです。
修理して使えるものなら壊れていても買取できる可能性がある
壊れているものについても故障している箇所によっては買取できる可能性があります。特にもともとの金額が高い機種については修理して販売することで修理費用を差し引いて手元にお金を残すことができるかもしれません。まずは買取業者に大体の買取金額を確認してみましょう。そのあとにメーカーへ修理の問い合わせをして見積もりをもらい買取金額との差額があるかチェックするといいですね。
買取できない電子レンジは粗大ゴミを利用するのがお得
もしどうしても買取してもらえなかった場合は自治体で運営している粗大ゴミを利用しましょう。粗大ゴミであればリサイクル券を購入することで格安で処分することが可能です。各自治体で基準が異なりますが基本的に重量や3辺の合計サイズで金額が決まります。指定された日時に指定場所へ持っていく必要があるのでスケジュールには注意しましょう。
不要な電子レンジは出張買取に出すのがおすすめ
中古の電子レンジは需要が高くなっており高価買取が期待できます。そのためにもまずは事前に買取業者に確認をして金額を確認するのが重要です。出張買取業者であれば無料での見積もりが可能なところが多いので非常におすすめです。まずは査定をしてみてから判断してみてはいかがでしょうか?