自分でできる?ガスコンロ・ビルトインコンロ交換の手順と工事費用の相場を解説

ガスコンロの交換をお考えの方、工事に頼むと費用はどれくらいかかるの?

自分でガスコンロを取り外し・取り付けをして安くあげることはできるかな?そんなお考え、よくわかります。

結論から言ってしまうと、DIYで取り外し・設置までやるのは据え置き型は可能。ビルトインコンロは不可能です。ただし全ての作業ができないというわけではなく、一部作業ができないので、それ以外の作業を自分で行えば安く済ますこともできる可能性があります。

今回はガスコンロの取り外し・設置についての解説と、ビルトインコンロを交換する際に安くできる方法について解説します。

ガスコンロの交換には資格がいる?

ガスの資格

先ほど結論としても書きましたが、据え置き型のテーブルタイプのガスコンロは、交換の際に資格が不要です。このタイプは、専用のホースとガスコンロをつなぐ必要はありますが、ガス栓を閉めて適切に接続さえできれば簡単に取り外すことができます。

ではどんな時に資格が必要なのか…ガスに関する資格はたくさんあり、例を挙げると液化石油ガス設備士(国家資格)、ガス可とう管接続工事監督者、ガス機器設置スペシャリスト(GSS)などがあります。それだけガスというのは専門知識を持たないと危険なものであるということの表れでもあります。作業に不備があればガスが漏れ、ガス中毒や火災、ガス爆発の恐れがあるのです。

これらの資格は、ガス機器とガス栓の接続をする際に必要であり、『ガスの元栓をしっかり締めて作業をすれば、古いガスコンロを取り外し新しいガスコンロを取り付ける作業までは、資格を持たない人が行っても問題はありません。』

ビルトインタイプのガスコンロは、コンロ下から配管が通っており、ガス栓に接続されています。このガス栓に接続する作業が資格がないと作業できない部分になります。
ガスコンロとガス栓の接続部分は、ガスが漏れないようにシーリング剤を塗って接続しますが、素人が行うとガス漏れの危険性があったり、管轄のガス会社ごとに異なる指定の剤があったりと、専門家でないと難しくなっています。

無資格でガスの接続工事をしたら法律違反で罰せられる

無資格の罰則

では無資格者が作業を行ってトラブルがあった場合どうなるでしょうか?一般的に使われているガスである液化石油ガス(LPガス、プロパンガス)の場合、ガス管への接続は液化石油ガス設備士が行うと規制されているため3ヶ月以下の懲役もしくは30万円以下の罰金が科せられます。

液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律

ビルトインコンロのガスコンロの取り外し

先ほども少し書きましたが、据え置きタイプのガスコンロについては取り外しは簡単です。ガスの元栓を閉め、ガスホースを外せば簡単に取り外しができます。

据え置きタイプガスコンロ

ガスの元栓

使用していたガスコンロを取り外した場合、おそらく油汚れが固着しているので洗剤やクリーナーを用意しておくといいでしょう。

一方、ビルトインタイプのガスコンロはガス管が見えるところに無いと思います。コンロ下の台に管が設置されています。まずはガス栓を閉め、ガス管をモンキーレンチなどの締め付け工具で取り外します。この際、ガス漏れ防止のためのシーリング剤でしっかりと締められているため、力のいる作業になります。また、ガス栓を傷つけないよう慎重に作業を行う必要があります。

ビルトインガスコンロ 元栓

ガス管を外せたら、サイドパネル(グリルの横の隙間を埋めているパーツ)を外し、トップのビス(壁側に2本が一般的)を外すと、トッププレートを持ち上げることができます。

サイドパネル

内側にあるビス(サイドに4本が一般的)を外せば持ち上げることが可能です。普段は見えない持ち手がついているので持ち手をもって引上げます。

ビルトインコンロ 内側

ビルトインコンロは据え置きに比べ、汚れが付きにくい構造が特徴ですが、交換の際は隙間に油汚れが固着していることも多いので、洗剤やクリーナーで新しいコンロを設置する前に清掃をする用意をしておくと良いでしょう。

ビルトインコンロの設置

自分で用意する場合、ECサイトや家電量販店・リサイクルショップでもビルトインコンロを購入できます。規格に合ったガスコンロを選びましょう。

設置の際は、取扱説明書を読んで適切に作業すれば、個人でも設置は可能です。外した時と同じように持ち手を持って本体をはめ込み、フロントパネルのパーツをつけ、位置を見ながらねじ止めしていけば設置は完了です。

ビルトインコンロとガス管の接続

無資格の罰則

さて、ここからが問題になります。ビルトインコンロ下にガス管を接続する穴があります。出荷時にはねじ止めされているのでビスを外します。ここに鉄管をつなげていきますが、前述の通り、有資格者出ないとできない作業になりますので、サービスを行っている会社に依頼して来てもらう必要があります。

ガスコンロの取り付け費用と相場について

ガスコンロ工事の相場

ではガスコンロの取り付け費用はいくらになるのでしょうか?一概に言えるものでもありませんが、一般的に取り外しから設置まで行い、2万円~3万円といったところだと思われます。

購入した店やECサイトなどで工事費込みで購入することで工事費が安く抑えられます。という内容も多いようです。一貫して行った方がコストも抑えられるので理にかなっていますね。しかし、本体がそもそも高ければ意味がないので気をつけないといけません。

一方、自身で最安値で商品を購入し、取り外し・設置をしてガス栓の接続のみ依頼というと、東京ガスで7000~8000円で対応してくれるようです。はっきりした見積もりがWeb上に無いので、ケースに合わせて直接問い合わせてみないといけませんが、ある程度自分で行い、必要な部分のみ専門家に依頼するという方法も候補になりますね。

まとめ:ガスコンロの交換は一部を除き自分でできる

 

今回のお話、いかがだったでしょうか?ガスコンロの取り外し・取り付けについては自分でできる作業も多いとご理解いただけたら嬉しいです。しかし、ガスコンロを交換するのは取り外し作業・取り付け作業・新しいコンロの購入・古いガスコンロの処分など、面倒だと感じる作業も多いです。

ある程度は楽しんで自分でやってもいい、面倒だから高くても全部やってほしいなど、ニーズに合わせたサービスを選ぶといいですね。業者に一貫して任せるなら比較して決めたり、複数見積もって決めるのがお勧めです。

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