チェアを高く買取してもらうコツとは?高価買取のためにやるべきことについて
引っ越しや買い替えなどで不要なチェアが出ると困りますよね。「買取してほしいけど売れるかわからない」。こんな風に思う方が多いと思います。
実は、チェアを高く売るにはコツがあって、誰でも実践できます。今回はこのチェアを高く売るコツについて詳しく解説していきます。
チェアの買取をしてもらうためにチェックすること
ここではチェアの買取を依頼するときに必要な情報をチェックしていきます。
チェアの種類を確認する
チェアにはいろいろな種類があります。食卓テーブルと一緒に使うようなタイプの「ダイニングチェア」。足の部分が弧を描いて揺れる設計の「ロッキングチェア」。また、買取の依頼でよく聞くのが「オフィスチェア」や「ゲーミングチェア」です。
メーカーやブランドを確認する
買取の依頼をする時に必ず確認される項目になります。メーカーやチェアの形状ごとに記載場所が異なります。
ただ、大体の記載場所は統一されていて下記にまとめるのでチェックしてみてください。
- 背もたれの後ろ側に刻印されている
- 座る部分の後ろ側にタグがついている
- イスの高さを調整するバーに記載されている
チェアの状態を確認する
買取価格を決めるさいに確認が必要な項目です。今回は、現役の査定士がチェアの確認をする際に見る部分を下記にまとめます。
- 布張りの場合は全体的にほつれやシミがないか確認する
- 革張りの場合はひび割れやスレがないか確認する
- 座る部分はへたりの具合を確認する
- リクライニングするタイプはスムーズに動くか確認する
- 高さ調整できるタイプは動きがスムーズが確認する
- キャスター付きのタイプは動きに異常がないか確認する
仮に、どれかの項目で異常があっても買取できないわけではありません。
査定については総合的にみて判断するのでご安心ください。
いくらで売れる?オフィスチェアの買取相場
ここではチェアの中でも買取依頼の多いオフィスチェアの買取相場をチェックしていきます。メーカー別に紹介するのでぜひご参考にしてください。
エルゴヒューマンの買取相場
台湾発祥のメーカーで、オフィスチェアの中では非常に有名です。
こちらには「エルゴヒューマンプロ」と「エルゴヒューマンベーシック」と大きく分けて2つのシリーズがあります。
プロの方が上位シリーズとなり、ヘッドレストの高さや、前傾チルト機能、フレームの重厚感に違いがあります。
それぞれの買取相場については下記のようになります。
エルゴヒューマンベーシック | 10,000円~20,000円 |
エルゴヒューマンプロ | 25,000円~40,000円 |
KOKUYO(コクヨ)の買取相場
消しゴムなどの文房具で慣れ親しんできたメーカーです。実は文房具だけでなく、オフィス系の家具でも有名なメーカーであります。
コクヨにはチェアだけで何10種類というシリーズがあります。その中でも「イング」と「インスパイン」という2種類が人気のシリーズとなっております。
それぞれの買取相場は下記のようになります。
ing(イング) | 8,000円~25,000円 |
INSPINE(インスパイア) | 10,000円~20,000円 |
上記のシリーズ以外にも「ON」や「IN」といった、新品価格で10万円を超えるものもあります。
こういったシリーズはさらに高額査定になる可能性があります。
ハーマンミラーの買取相場
ハーマンミラーは人間工学に基づいて設計されており、非常に人気のあるメーカーです。1923年にアメリカで創業してからここまで、一流ブランドとしての地位を確立してきました。
ハーマンミラーで代表的なのが「アーロンチェア」というシリーズです。こちらには「クラシック」と「リマスタード」という2つのモデルがあり、それぞれの買取相場は下記のようになります。
アーロンチェア クラシック | 10,000円~40,000円 |
アーロンチェア リマスタード | 30,000円~70,000円 |
ヴィトラの買取相場
高いデザイン性と最高の品質で人気のあるスイスのブランドです。特に自社製品として初めて世に出した「Panton(パントン)」は不朽の名作です。
そんなヴィトラですが、オフィスチェアという領域でも高い人気があり、「フィジックス」というシリーズが有名です。
こちらのフィジックスには「カンファレンス」と「スタジオ」という2つのモデルがあり、買取相場はそれぞれ下記のようになります。
フィジックス カンファレンス | 80,00円~15,000円 |
フィジックス スタジオ | 10,000円~20,000円 |
オカムラの買取相場
オカムラは日本の国産メーカーで、長時間座っていても疲れを感じない設計になっています。
世界でも人気のあるブランドで特に「コンテッサセコンダ」というシリーズが代表格です。このシリーズに人気があるのは3つの秘密があり
- 長時間のデスクワークで疲れない設計
- メッシュ生地で長時間座っていても蒸れない設計
- デザイン性の高い設計
これらになります。
この点を加味して中古市場での買取相場は30,000円~60,000円ほどになります。
ニトリの買取相場
お値段以上のフレーズで認知されているニトリ。低価格で幅広いユーザーに人気があります。実は中古市場でも人気のあるメーカーで、買取の依頼をいただくことも多いです。
ニトリについては安い物だと無料引取となりますが、革張りのものになると2,000円~3,000円ほどの買取価格がつくこともあります。
ゲーミングチェアは高く売れる?買取相場を確認しよう
最近ではゲーミングチェアの買取依頼も多く、元値の高いものが多く高価買取になるケースが多数あります。
ここでは、特に人気のあるメーカーの買取相場を紹介していきます。
GTRacing(ジーティーレーシング)の買取相場
中国が発祥のゲーミングチェアです。新品価格としてはゲーミングチェアの中で比較的リーズナブルな部類に入ります。
中にはスピーカーのついているモデルなど、多彩なシリーズが用意されているのも人気のひとつです。
買取相場についてはシリーズにもよりますが、3,000円~20,000円となります。
AKRacing(エーケーレーシング)の買取相場
こちらも中国のゲーミングチェアメーカーとなります。もともとはレーシングカーのシートを制作する会社で、その技術を用いてゲーミングチェアの開発に移りました。
AKRacingは日本のJSI規格の項目をクリアしており、品質にも定評があるブランドとなっております。
特に人気のあるシリーズとして「Pro-X V2」というものがあります。レザーの質や耐久性も高く人気で、7,000円~14,000円で買取相場となります。
バウヒュッテの買取相場
こちらは日本の誇るメーカーで大阪府に本社があります。小柄な日本人の体にあるように設計されているため、海外メーカーのチェアが合わないという人にはおすすめのメーカーです。
こうした特徴から国内での流通がしやすいため7,000円~20,000円という買取相場となっております。
PAXTONの買取相場
PAXTONは東京に本社をおくメーカーで、仕事用のゲーミングチェアとして商品展開をしています。背もたれに通気性のよいメッシュ生地を採用しているのと、仕事部屋に合う落ち着いたデザインが特徴です。
リモートワークの増えた近年、在宅ワークの増えた方に人気が出て中古市場での需要も増えました。
現在では7,000円~20,000円で買取相場があります。
コルセアの買取相場
アメリカ発祥のメーカーで、ゲーミング用のデバイスやPC用パーツを販売している会社です。
日本では「T1 RACE」、「T3 RUSH」、「TC60」の3種類のモデルが販売されています。それぞれ下記のような特徴があり人気があります。
- T1 RACE 高品質のレザー
- T3 RUSH 大人気のファブリックモデル
- TC60 両者のハイブリッド
買取相場については3,000円~20,000円で想定すると安心です。
チェアを高く売るための方法を4つ紹介
ここからはチェアを高く売るためにできることを紹介していきます。
数ある方法の中で、今回は現役の査定士にも意見を聞き特に重要なポイントを4つご紹介していきます。
綺麗にしておく
チェアはインテリアとしての役割も大きく、見た目の良さは買取価格にそのまま反映されます。ただし、まちがった方法で行うと状態が悪くなり買取価格が下がってしまいます。
具体的な清掃方法については下記にまとめますのでぜひ参考にしてください。
手順1: チェア全体のほこりを取る
オフィスチェアの清掃はまず、ほこり取りから始めましょう。柔らかいブラシで使用するのがおすすめです。
これを使ってチェアの表面全体を軽くブラッシングします。特に繊維の部分や隙間に注意しましょう。
手順2:掃除機でほこりを吸い取る
掃除機のアタッチメントを使って、ほこりがたまりやすい箇所を集中的に掃除します。これにより掻き出したほこりや隙間をくまなく掃除できます。
手順3:フレームとキャスターを掃除する
チェアのフレームやキャスター部分にもほこりがたまります。ブラシでふるい落とし、掃除機で清掃します。
また、落ちにくい汚れがある場合は固く絞った水雑巾などで拭いてあげましょう。
手順4:全体を乾拭きする
最後に、マイクロファイバークロスなどで表面を軽くふき取り、残った微細なほこりを取り除きます。
この時に、水拭きをしている場合は水分が残らないようにしっかりと拭いていきましょう。
複数の会社で見積もりしてもらう
チェアの買取を依頼するときは3~5社で見積もりしてもらうと買取価格がアップします。チェアに限らず家具は取り扱いに得意・不得意が出やすいので、しっかりと査定してくれる会社を選ぶために重要なポイントです。
また、この時にあまりにも高い買取金額を提示されたら要注意です。
買取相場を超える買取は当日になって買取価格が下がるケースがほとんどです。
少しでも怪しいと思ったら、提示されている金額が「手取り金額」か確認しましょう。
手取りの金額として伝えた場合はその料金を払う必要があり、もし何かあれば業者側も引き下がります。
買取業者の実績をチェックしておく
買取業者がホームページなどに掲載している実績を見るのもおすすめです。
これは買取相場とは違い、商品の状態や状況を考慮して実際にいくらで買取しているかを記載したものです。
詳細に情報が記載されているため、ご自身の状況と照らし合わせもできるので、より正確な金額のイメージができます。
また、もし査定金額の交渉をする場合もこの実績を引き合いに出すことで価格アップにつながることもあります。
販売相場を調べておく
買取金額とは想定される販売金額から買取のために使った経費を差し引いて算出されます。つまり、この販売金額が高いほど買取金額も高くなるのです。
この販売金額を知っておくと提示された買取金額が適正なものか判断しやすくなります。
もし販売金額と買取金額に大きな差がある時は指摘してみると買取価格アップするので、事前にチェックしておきましょう。
一般的に使われているメルカリやヤフオクの販売金額を参考にするのがおすすめです。
大手リサイクルショップではチェアの買取はできる?
みなさんのご自宅に近くにもあるようなリサイクルショップでチェアの買取ができたら便利ですよね。
今回はその中でも「セカンドストリート」「トレジャーファクトリー」「ハードオフ」の大手3社でチェアを買取しているか解説していきます。
セカンドストリートの場合
中古家具や家電の買取・販売で大手のリサイクルショップです。セカンドストリートでは下記の写真にある通り、オフィスチェアの買取を行っております。
また、店頭でもオフィスチェアの販売を積極的に行っていることから、買取価格も期待ができるかもしれません。
状態が極端に悪いものや、もともとの商品として機能しないものは買取対象外となるので注意しましょう。
トレジャーファクトリーの場合
トレファクと略称されることが多いトレジャーファクトリー。関東や関西を中心に展開する総合リサイクルショップです。
トレファクでもオフィスチェアの買取を行っており、公式サイトで入荷情報として掲載されていました。
今回紹介した「エルゴヒューマン」や「ハーマンミラー」、「PAXTON」もしっかりと入荷していますね。
ハードオフの場合
ジャンク品の買取なども行っているハードオフ。副業ブームになっている近年、ジャンク品せどりなどでも話題になるお店ですね。
ハードオフでもチェアは取り扱い商品として掲載されていました。ただ、実際の買取されている実績は見つけられなかったので、近くの店舗に問い合せをして確認するといいですね。
ただ、公式サイトにノーブランドの買取OKや、ジャンク品の買取が有名なところからも買取は期待できそうです。
【買取だけじゃない】チェアを高く売るならフリマサイトもチェック
ここではより高くチェアを売りたいという方のために、フリマサイトで売る方法を紹介します。メリットとデメリットについても解説するので、ぜひ参考にしてください。
手残りの金額が高くなる
フリマサイトでチェアを売るメリットは何といっても手残りの金額が多くなることです。通常、買取業者に依頼をすると業者側の利益が必要となるため、その分が買取金額から差し引かれます。
自分で購入者に直接販売することでこの差し引かれていた分がプラスになるので、結果的に手元に残る金額が多くなります。
メルカリでオフィスチェアを出品する方法
では実際にどのように出品をするのか?メルカリで出品するケースを想定して方法をまとめるので実践してみましょう。
- メルカリアプリ内で「出品する」ボタンをタップします。
- アイテムのカテゴリーを選択します。オフィスチェアの場合は「インテリア」→「椅子/チェア」→「その他」で洗濯します
- アイテムの詳細情報を入力します。これにはアイテムの名前、説明、ブランド、カラー、サイズ、状態、価格などを記載します。
- 商品の写真を撮影し、アップロードします。クリアで明るい写真を用意しましょう。色んな確度から撮影するのがポイントです。
- 配送料金や発送方法を設定します。メルカリでは、送料を購入者が負担する場合と出品者が負担する場合があります。選択肢に応じて設定しましょう。
- 出品のプレビューを確認し、問題がなければ「出品する」ボタンをタップします。
発送の手続きやトラブル対応が面倒
フリマサイトで売ると手元に多くお金が残り、出品も簡単。でもデメリットもあるので注意しましょう。
まず商品のトラブルがあった際の対応です。輸送中、もしくは写真には載せていない箇所に傷や破損があった際に起こります。
こうした場合は返品・返金などの対応を自分でする必要があります。
また、売れる時期についても確定ではないので、スケジュールに余裕がない場合は要注意です。
特に引っ越しを控えている場合は、計画的に売らないと期日に間に合いません。
こうした場合、相場よりも安く売るか、最悪の場合は費用を払って捨てることになります。
フリマサイトは使いこなせれば便利ですが、ご自身の状況をしっかりと把握したうえで業者に任せるか選択しましょう。
チェアの買取で迷ったらまずはプロの聞いてみる
今回はチェアを高く買取してもらうコツについて解説をしてきました。
また、買取以外にも自分で売る方法や、高く売るための方法についてもご紹介しました。
ただ、あまりイメージできないという人も中にはいると思います。
そんな時は無料見積に対応している会社で聞いてみるのもひとつの方法です。
いくらで売れるのかがわかればどの方法で売るのか選択もしやすくなります。