エアコンを高く売るコツを教えます!現役リサイクルショップ店員が教える5つのポイント
エアコンを売る方法とは?方法別のメリットとデメリットも解説
エアコン買取を依頼する時は主に「店舗持込」、「フリマサイト」、「出張買取」の3パターンあります。
それぞれメリットとデメリットが異なるので、自分に合う方法でエアコンを買取してもらいましょう。
店舗持込
近くのリサイクルショップなどにエアコンを持ち込みして買取をしてもらう方法です。
この方法だと買取価格が通常よりも高くなります。
理由は、直接持ち込みしてもらえるので、店舗側でかかる経費が少なくなりその分を買取金額として還元されるからです。
デメリットとしては、持ち込みをするのに車などが必要になることです。
また、事前にエアコンを取り外しをしておく必要があります。
エアコンの取り外しは間違えるとエアコンが故障し、ケガをすることもあるので専門業者に依頼をしましょう。
フリマサイト
メルカリなどの無料アプリで消費者の方に直接販売をする方法です。
この方法の一番のメリットは販売したときの手取り額が一番多くなるという点です。
業者に買取をしてもらうと販売相場に対して、業者側も利益を出すために手取り額が下がります。
フリマサイトを使うと直接販売ができるのでこの分の金額が増えます。
デメリットとしては、店舗持込と同じでエアコンを取り外す必要があります。
また、商品についてのトラブラがあった際は直接対応をする必要があります。
エアコンは輸送時にガスが抜けるなどのトラブルも起きるため、このあたりのリスクは考慮しておきましょう。
出張買取
実際に自宅に訪問して買取をしてもらえるサービスです。
この方法だとエアコンの取りはずしを買取業者に任せることができます。
また、エアコンを売ったあとのトラブル対応はなく、買取金は現金でもらうことができます。
デメリットとしては、先にあげた2点よりも手取りの金額が下がることです。
これは出張買取をすると必要経費が他の方法よりもかかるため、その分が買取価格に反映されます。
そのため、もし出張買取を利用する場合は先の2通りのメリットとデメリットをしっかり比較してから利用しましょう。
見えない費用を考慮する
エアコンを売る時に買取金額や販売金額を重視する方は多いと思います。
その場合、取り外しの費用などもしっかりと考慮するようにしましょう。
例えば、フリマサイトで売ると20,000円になるエアコンを出張買取業者に依頼すると15,000円になるとします。
金額だけをみるとフリマサイトの方がお得に見えますが、エアコンの取り外し料金なども含めると実はそこまで変わらないことも多くあります。
そのため、エアコンを売る時は売るまでに使う予定の諸経費もしっかり考慮して決めるようにしましょう。
リサイクルショップ店員が教える!エアコンを高く売るためのコツと注意点
ここでは、リサイクルショップ店員の目線からエアコンを高く売るためのコツや注意点を紹介していきます。
1,新しいエアコンは高く買取される
エアコン買取の際に新しいエアコンは高く取引されやすいです。
エアコンには「設計上の標準使用期間」が明記されており、その期間は10年とされています。
これは、エアコンの通常使用にあたり、問題なく安全に使用できる目安の期間という意味になります。
そのため、製造年式が新しいほど設計上、安全に利用できる期間が多く残っています。
その分、高く販売できるので買取金額も高く設定できるということです。
2.容量の大きいエアコンは買取査定が高くなる
エアコンには容量があり、容量が大きいほどより広い部屋で利用できるため価値が高くなります。
また、電圧が大きいものほども買取価格が高くなる傾向があります。
電圧とは100Vや200Vと表示されるもので、この数字が大きいと出力が高くエアコンを軌道してからの効果が早くなります。
容量の確認方法
容量は型番か定格能力から確認することができます。
【型番から確認する場合】
型番の最初の数字2桁が容量になります。
1枚目の写真だとAS-C22J-Wなので2.2kwという容量になります。
2枚目の写真だとMSZ-AH2219-Wなので同じく2.2kwという容量です。
3枚目の写真はAS-X56F2Wなので5.6kwという容量ということがわかります。
メーカーによって型番の記載方法が変わるのでチェックしてみましょう。
【定格能力から確認する場合】
こちらは型番の記載されている近くに情報があります。
この方法だと正確な容量がわかるのでおすすめです。
写真でいうと、横列に「冷房」、「暖房標準」、「暖房低温」という風に並んでいる表を見ます。
この部分の「冷房」の「定格能力」に記載されている数値がそのエアコンの容量となります。
3.売りたいエアコンの型番を調べておく
自分の持っているエアコンの型番を事前にしっかりと調べておきましょう。
一括りにエアコンといっても、メーカーや容量はもちろん、シリーズによっても買取価格がかなり変わってきます。
型番によって家電量販店とのコラボ商品などもあります。
これは各メーカーの販売しているエアコンの型番を少し変えて、家電量販店のオリジナルモデルとして販売している商品のことです。
ベースとなっている商品は同じなので大きな差はなですが、若干機能が変わっているものもあるので要チェックです。
4.売る時期を選ぶ
エアコン買取において、売る時期はとっても重要です。
なぜかというと、エアコンは季節商品という扱いになり需要と供給のバランスが1年を通して変わるためです。
リサイクルショップでもこの時期というのは意識しており、夏前の6月~7月くらいにかけてが最もエアコンの販売台数が多くなります。
この時期を狙ってエアコンの買取を申し込みすると買取価格が高くなる可能性があります。
エアコン買取の業者によっては大きな倉庫を保有していたり、自社での販売力があるという理由で大きく相場変動しないところもあるので一度問い合わせてみるのもいいですね。
5.清掃をして綺麗な状態にしておく
綺麗な状態であればそれだけ買取価格もアップします。エアコンのお手入れというと、CMでやっているようなエアコンクリーニングをイメージしてしまいます。
ただ、ご自宅でも簡単にエアコンを掃除できる方法があるので試してみてください。
エアコンフィルターの清掃
フィルターは埃が溜まりやすい場所なので最初に清掃しておきましょう。
取外して掃除機や柔らかいクロスなどで表面の埃を落として、水につけ込むと綺麗になります。
もし頑固な汚れがある場合は、中世洗剤を使って落として日陰でしっかりと乾燥させると綺麗になります。
フィルターを清掃すると冷房や暖房の効きもよくなるのでエアコンを売る予定がない方もお試しください。
エアコンカバーとルーバーの清掃
エアコンカバーとルーバーは布と中性洗剤かアルコールを使って拭いてあげましょう。
この時に、あまり強く拭きすぎるとキズが付いてしまうので優しく拭いて落ちる汚れを落とすようにするのがおすすめです。
布も柔らかいクロスなどを利用すると安心して清掃できます。
室外機の清掃
意外と忘れられてしまうのが室外機です。その名の通り外に置いて使う機械なので汚れるのは当たりまです。
ただ、この室外機を綺麗にしておくのも一つのポイントです。
これはここだけの話で、査定士も人間なので商品を見た印象も査定額に含まれてきます。
また、エアコン買取の際は室外機の周りで作業することも多く、室内機より長い間見ていることもあります。
なので、少しでも査定をアップさせたいという方は室外機の清掃もおすすめします。
方法としては室外機の上部に溜まっている砂埃や汚れを水雑巾などで拭き取る。
側面も水雑巾などで拭いておく。
このくらいで問題ないです。
【要注意】エアコンの買取で取り外しは自分でしない
エアコンの取り外しですが、基本的には自分で対応せず買取業者に任せるようにしましょう。
もし取り外しを間違えてしまうと、ガスが抜けてしまいエアコンが使えなくなってしまう可能性があるからです。
そのため、エアコンを外す時は買取業者、もしくは引っ越しなどのタイミングであれば引っ越し業者に依頼をしましょう。
エアコン業者に取り外しのみを依頼することもできるので、買取価格と見合うようであれば検討しましょう。
取付状況は正確に把握しておく
エアコンの取付状況をしっかりと把握しておくことで、買取当日に不要なトラブルを防ぐことができます。
事前の情報が異なると作業ができなくなってしまう可能性があるので注意しましょう。
エアコンの取付状況で重要なポイントをまとめました。
- 室内機の設置されているフロア(階数)
- 室外機の設置されているフロア(階数)
- 室外機の設置状況(ベランダ置き、天吊りなど)
- 隠ぺい配管での設置がされているか
→隠ぺい配管の場合はお部屋の管理会社に確認が必要になる可能性があります。
もし設置状況がわからないときはLINE査定を利用しましょう。
写真を送って設置状況を確認してもらえるので事前確認が安心してできます。
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現役リサイクルショップ店員が教える!高くうれるエアコンのメーカーとは
ここからは、エアコン買取で高価買取されやすいメーカーをご紹介していきます。
ブランド力だけでなく、メーカー独自の機能や作りの違いなどによって変わりますのでぜひ参考にしてみてください。
ダイキン(DAIKIN)
ルームエアコンでよく目にする有名メーカーです。
ダイキンは基本機能に加えて加湿と除湿に優れたメーカーです。
「うるるとさらら」シリーズはダイキンに代名詞ともいえます。
AIを活用した機能などもあり、迷ったらダイキンを選んでおけば間違いないという人も多くいます。
そのため、中古市場でも需要が安定しており、製造年式が古くても買取してもらえる可能性が高いメーカーです。
パナソニック(Panasonic)
ルームエアコンのシェアでダイキンを抑えて1位に輝いたメーカーです。
自動お掃除機能を一般化させた立役者でもあります。
パナソニックといえば「エオリア」というシリーズが有名です。
「ダブル温度気流」や「足元暖房」など多くの機能を生み出し人気が高く、丈夫で長持ちするため買取価格も高くなりやすいです。
富士通(FUJITSU)
「ノクリア」というシリーズで有名な富士通です。
富士通の特徴といえばそのサイズ感です。他のメーカーよりもコンパクトなため、スペースの都合でエアコン取付ができなかった物件でも対応可能なことが多いです。
中古市場でもこうした需要があり、他のメーカーと比較してものすごく買取が高いというよりは相場が安定しているため損をしにくい感じです。
三菱(MITSUBISHI)
皆さんもCMでよく見かける「霧ヶ峰」というシリーズが有名なメーカーです。
三菱のエアコンといえば「ムーブアイ」です。これは赤外線センサーを利用して人や床の温度を感知し、効率良く風を送り機能です。
効率よく効果的に部屋の温度調節ができるため、三菱のエアコンを指名買いする消費者は多いです。
そのため、買取価格に反映されやすいです。
日立(HITACHI)
「白くまくん」の愛称で親しまれる日立のエアコンですが、その特徴は「ステンレスクリーン」という加工です。
これはエアコン内部をステンレスで加工することで、除菌・抗菌作用を高めてエアコンの内部を清潔に保つ構造のことです。
エアコンは空調機器なのでこうした清潔感は販売するときにとても重要です。
販売をしやすいということは買取もしやすいということで、日立のエアコンも買取しやすいメーカーに入れました。
SHARP(シャープ)
「プラズマクラスター」という機能がうりのシャープですが、エアコンにもこの機能が搭載されています。
これにより、お部屋の中の空気を清潔に保つことが可能となります。
また、冷房使用時と暖房使用時にルーバーの開閉方向が変わるため効率よく温度調節をすることができます。
エアコンにおいて効率よく温度調節ができるという省エネ、空調機器として空気を清潔に保つことができる。
このポイントはとても重要であり、こうした観点からシャープも中古市場で需要があるためご紹介いたしました。
TOSHIBA(東芝)
「大清快」というシリーズがメジャーなメーカーです。
東芝のエアコンはPM2.5に対応した機械が話題となっており、部屋の空気をいつでも綺麗に保ってくれます。
買取実績を紹介!どんなエアコンが高く売れてるの?
買取されたエアコンの例
(買取実績① SHARP ルームエアコン 2.2kw AY-P22N-W 2022年製)
(買取実績① SHARP ルームエアコン 2.2kw AY-P22N-W 2022年製)
(買取実績② ダイキン ルームエアコン 4.0kw F40ZTCXP-W 2022年製)
(買取実績② ダイキン ルームエアコン 4.0kw F40ZTCXP-W 2022年製)
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ここまで、エアコンを高く買い取ってもらう方法を紹介してきました。
中には自分のエアコンは古いから高く買い取ってもらえないかもしれない。
ただ、ここで諦めてしまうのは非常に勿体ないです。
無料見積もりであれば結果を聞くだけでもOKです。
なので、エアコンをどうするかは結果を聞いてから判断するのもありです。